2001/8/15号
産業振興と福祉に使命発揮を
東京産業信金・石井会長、日向理事長インタビュー
 「いやあ、この人はね、マルサの女≠ネんですよ」
 相好を崩して、石井傳一郎会長が新理事長を紹介した。
 二代目のオーナー理事長として三十四年間、東京産業信金理事長を務めた石井氏が、今回、外部から大抜擢して後事を託した日向(ひなた) 隆新理事長は、東大法卒、国税庁次長、東京国税局長等を歴任した旧大蔵省OBの超大物。かつて伊丹十三監督の映画で大ヒットとなった『マルサの女』は、日向氏が東京国税局査察部長の頃に全面協力し、実態に忠実に現場査察官と脱税犯の戦いをリアルに描いたものだという。
 なぜそのマルサの女−査察部長と石井会長が知り合いか?ということだが、日向氏は実は先代の石井鐵太郎理事長(故人)時代から金庫経営の知恵袋として、何かとアドバイスしてきた人物と言われる。
 東京の荒川区や足立区、大阪の東大阪市と並んで中小企業の町と言われる大田区・品川区を中心に産業育成金融を行っている東京産業信金でのトップ交代。この機会に今後の都会地信金のあり方、戦略等について石井会長、日向新理事長に、特に中小零細企業金融と、個人金融の観点から語って頂いた。
 

大阪共同センター、積極改革へ
 【大阪】竹川 修枚方信金理事長に代わって、信金大阪共同事務センターの理事長に就任した溝口 肇理事長は、このほど本紙記者と会見し、共同事務センターの改革につき、大要、次のように語った。
 溝口理事長は創立以来NTTデータ中心で構築してきた共同システムは組織的にも料金的にもやや硬直化してきており、したがってかなりムダが多いため、この際、思い切った見直し改革を行い、できるだけ早期に全国システム化の方向に全面移行すべき−としている。

信金各総代会
・朝日信金、償却一段落で収益回復へ
・成田信金、名取氏が理事長に
・谷口常務が専務、平山理事が常務に−烏山信金
・自己資本比率、11・5%に−大田原信金

王子信金チャリティ
−今年は、ピーターパン


興産信友会、山形花笠まつりを満喫








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