2005/4/5号
「攻め」の信金中金に期待大!
 「失われた十年」から脱却し、「新たな発展の十年」へ――。この十年、信金業界は不良債権処理や、合併・再編、ペイオフ対応、信用維持・向上等、「後ろ向き」の仕事に追われてきた。だが、概ねめどがつき、この四月のペイオフ解禁拡大も、全信金が問題なく乗り越えることができた。
 信金中金では、この見通しに先駆け、「新しい時代の信金中金はどうあるべきか」、昨秋から半年間、「信金中金のあり方検討会」で集中的に討議し、この三月末に方針をまとめた。さらにこれを踏まえて新年度の事業計画骨子をこのほど策定、修正を経て四月二十七日の理事会で最終決定する。
 引き続き「信金の支援」が信金中金の仕事の核となるが、前述のように合併・再編、資本支援など「後ろ向き」の仕事が落ち着き、今後は、各信金が他業種、他業態と戦い、雄々しくサバイバル、さらに発展していくための「前向き」の戦略が主課題となる。


信金中金、二副理事長制に
 信金中金では、四月一日、坂戸俊夫、西田年一の両専務理事が、共に副理事長に就任した。

信金中金、役員担当決まる


広島、富山で信金合併
−収益力強化で決断
 広島信金と大竹信金では、対等合併について基本合意し、三月二十九日、発表した。合併予定日は今年十一月二十一日。存続金庫、新金庫名、本店の場所とも広島信金。新金庫の会長には広島信金会長の田村鋭治氏、理事長は広島信金理事長の高木一之氏。  新川水橋信金と滑川信金は今年十二月をめどに対等合併することに合意した。存続金庫は新川水橋信金で、本店も同信金本店。新金庫の理事長も新川水橋・千田理事長。滑川信金の檜谷理事長は新金庫の理事会長に。

あきらめない♀驪ニを強く支援
−東信協・平成17年優良企業表彰
 技術があり、経営もしっかりした中小・零細企業を顕彰しようとして始まった東信協の優良企業表彰。  今年で十八回を迎えたが、合併など統廃合で金庫の数が減ったものの、信用金庫が果たす役割は増えこそすれ、決して減るものではない。  東信協では昭和六十三年にこの優良企業表彰制度を制定したが、爾来十七年に亘って、その年々にふさわしい企業を顕彰してきた。


「融資減少」に直面する中小信金


地域金融機関CLOを実施
−尼信、地元企業51社に11億円


中小企業再生に愛知県内全金融機関参加へ


証券仲介、大手信金でソロリ始動


リレバン、各地で活発に
−碧海、京都中央、城北信金


城北信金、荒川区産業展で積極PR


シグマバンク、第二段異業種交流会
−開発や製品化に向け具体化へ





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