2006/1/30号
新春特集・都内4金庫座談会
景気はバラつきあるも、基本的には回復基調
 信金の不良債権処理にめどがつき、景気も昨年八月に日銀が踊り場脱却宣言≠したものの、大企業だけが潤い、中小企業にはさしたる恩恵は来ないまま終わった二〇〇五年。明けて二〇〇六年の景気はどう変わるのか。「伸び悩み」と言われる融資需要の拡大、商店街など地域経済振興のための策は。一方、今年は郵政民営化準備、政府系金融機関の統廃合、バーゼルUの開始、減損会計の本格導入など制度改革が目まぐるしく行われる。同時に、融資需要低迷下での資金運用、電子マネー、インターネットといった急速に進むIT化への取り組みも急務だ。これら諸課題に信金はどう対応すればよいのか。都内大手四金庫の理事長に今年の戦略を聞いた。

●資金需要喚起し、積極経営展開へ
●シャッター店舗対策「商学公金」あらゆる知恵絞って
●信金の立場に理解を


新生「多摩信用金庫」スタート
 【立川】多摩中央信金(理事長・佐藤浩二氏)、太平信金(理事長・鈴木弘昭氏)、八王子信金(理事長・小笠原 治氏)は一月十日に合併し、新生「多摩信用金庫」としてスタートした。

日本郵政会社が発足
―来年十月の民営化を目指す
 郵政民営化に向けた準備企画会社、日本郵政株式会社(社長・西川善文三井住友銀行前頭取)が、一月二十三日、発足した。

顧客の安全性重視
―尼崎信金・異常取引監視システム開始








新聞購読のご案内新聞購読のご案内 読みもの 出版のご案内出版のご案内