2006/5/15号
豊和銀行、ペイオフ解禁後、初の公的資金申請へ!
―九州、依然 不況続く
―倒産企業の4割が建設
 2005年4月のペイオフ全面解禁までに、問題金融機関の解決はすべてついたはずだったが――。業界の結束力が強く百以上の合併・再編を行った信金業界に比べ、地銀、第二地銀業界では、重荷≠嫌がり合併を避ける向きが多く、各行は「自助努力」による這い上がり≠進めている。しかし、地方の中小企業の景気回復は鈍く、倒産件数が増えている県すらある。こうした中、公共事業削減で構造的建設不況に見舞われている大分県の前第二地銀、豊和銀行が公的資金申請へ、熊本ファミリー銀行が福岡銀行と経営統合の検討に入った。 

◎金融庁、早期是正措置を発動
◎豊和銀、中小企業への貸出比率は89%
◎建設・不動産への融資が2割強
◎地銀、第二地銀、ペイオフ解禁前の再編に遅れ


福岡、熊本ファミリー銀行統合へ
 西日本シティ銀行と豊和銀行の資本提携の話題も冷めやらぬ中、5月12日に、福岡銀行と熊本ファミリー銀行は、共同で持ち株会社を設立し、200年春をメドに経営統合する方向で検討に入ることを発表した。福岡銀行が熊本ファミリー銀行の公的資金(300億円)も肩代わりする。

決断と実行力あるリーダーシップに期待
−城北信金・大前理事長、次期全信協協会長に
 全国信用金庫協会は、長野幸彦会長が来る六月任期満了となるため、四月二十四日、選考委員会を開催し、次期会長候補者として大前孝治副会長(城北・理事長)の推薦を決定。


業況調査 景気回復に期待
●大阪信金―価格競争に焦点
 生き残り激しさ増す
●大阪市信金―収益DI改善へ
 「企業間格差」は拡大
●碧海信金―好調な製造業
 慢性的な人手不足感
●多摩信金―小売業に厳しさ
 需要喚起が急務


斯界の発展に功績
−18年度春の叙勲 喜びの6氏
☆瑞宝中綬章―日向 驍ウわやか信用金庫理事長
☆旭日小綬章―橋久雄元東京東信用金庫理事長
☆旭日双光章―市川晶也元蒲郡信用金庫理事長
☆旭日双光章―大串重幸元唐津信用金庫理事長
☆旭日双光章―洞澤岩雄元松本信用金庫理事長
☆旭日双光章―矢野裕教元熊本信用金庫理事長


大阪信金 技術革新を支援


高山信金 ISO認証も取得


岐阜信金「ビジネスローンeco」



大阪市信金 バファローズ応援定期など



摂津水都信金 コンプライアンス憲章策定



東京三協信金 起業家育成支援
−さんきょう市民バンク



八幡信金 郡上地域活性化協議会 植樹に協力
−地元住民含め190人参加



桐生信金 資産運用に意欲
―伊勢崎東支店開設



東信協・暴力団対応マニュアル 配布直後から大反響



財務省 新記念貨幣



内村十三信金前会長金庫葬しめやかに




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