2009/1/25号
金融革新は今後も続く
−大和総研・武藤敏郎理事長に聞く

 米国サブプライムローンに端を発した金融危機は、ヨーロッパはじめ世界各国を席巻し、金融市場から実体経済まで深刻な影響を及ぼしている。  そこで本紙では創刊50周年特別企画として、その現状と見通しについて、元・財務事務次官、前・日銀副総裁、現・大和総研理事長の武藤敏郎氏にインタビューした。武藤理事長は「金融工学を駆使して開発された新金融商品自体は評価すべきで、金融イノベーションは今後も続く」とし、そのために「新しい金融システムのルールづくりが必要」と強調。また今後の経済見通しについては、平成21年度を底に22年度から徐々に回復するとの見通しを示し、今後は日本経済の競争力を高めるため代替エネルギーや環境など未来型産業の育成が必要だと語った。





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