1998/10/5号
信金年金、950億の積立て不足で「掛け金アップ」へ
来る11月30日で任期満了となる全国信金厚生年金基金理事・代議員の選挙公示が、さる10月13日、一斉に公示された。
全国信金年金基金では、相次ぐ株価下落や、時価会計の導入で、予定利率を下回る運用が続き、 積立て不足金が950億円も発生。さる9月17日の理事会、代議員会では、この不足分を、「掛け金アップ」 という最も安易な形で穴埋めすることになった。しかし、この掛け金アップも、過去の平成10年3月までの不足分を埋めるだけ。 4月以降の運用では、バブル後の株価の最安値更新や、30円近い急激な円高進行等により、 さらに利差損が生じている可能性があるが、発生する損失分についてはまた穴埋め策を考えねばならず、 また安易に掛け金がアップされたり給付金を減額などと言われてはたまったものではないー という信金年金基金加入者16万1000人の憤まんやるかたない切実な声は強い。
今回の代議員、理事選出は、その意味でも従来とは全く異なった今後の企業年金のあり方を根本から問うものとして、 重要な選任となろう。信金年金の問題点と今後の展望を役員改選を機に取材した。  
 

投信窓販、信金業界の対応は

12月1日から、金融機関での投信の窓販が解禁。 超低金利下で、大きな利回りが期待できるビッグバン時代の “花形主力商品”のいよいよ本格的な登場となる。そこで、 全国各信用金庫の対応を取材してみた。


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ー三浦藤沢信金・小川善久理事長

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