Online BlockchainのCEO、チェインバース氏の主張は「最近の銀価格の急騰は、世界的なペーパー市場と現物市場の決定的な乖離を示しており、金融システムにおける流動性不安の増大と、それに続く銀の本格的な価格上昇(本質的な値動き)の始まりに過ぎない」というものです。
チェインバース氏は、この現象を単なる投機的な動きではなく、世界の金融構造の変化を反映した重要なシグナルとして捉えています。
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分析概要
1.「ペーパー市場」と「現物市場」の決定的な乖離
- CMEのシステム停止中の異常な動き:米国の感謝祭の祝日後、世界的な価格決定のエンジンであるCMEグループ(シカゴ・マーカンタイル取引所)が約10時間にわたって停止しました。公式の説明は「冷却システムの故障」とされました。
- 銀の史上最高値更新:米国でスクリーンがブラックアウトしている間、アジアの現物市場では取引が続けられ、銀は単に反発しただけでなく歴史的な急騰を見せました。
- スポット価格の記録:銀のスポット価格は、1980年と2011年のピークを打ち破り、1オンスあたり57.86ドルという史上最高値を更新しました。
- 乖離の可視化:この出来事は、西側のペーパー市場(先物やデリバティブ)の価格が、現物(フィジカル)の現実から目に見えて乖離していることを示しています。
2.銀市場における需給逼迫と強気のシグナル
- 在庫の逼迫:上海の銀在庫は10年来の最低水準にあり、ロンドン市場は緊急のトン数に頼っている状況です。これは、市場での供給が極めて逼迫していることを示しており、「シルバースクイーズ(銀の買い占めによる供給逼迫)」の憶測を強めています。
- 金銀比価の崩壊:金銀比価(Gold Silver Ratio)が2025年の最低水準まで崩壊しました。これは、一般的に「貧者の金」と呼ばれる銀が、現在グローバル市場をリードしているという、極めて強気なシグナルであると指摘されています。
3.広がる金融システムの流動性不安
- 仮想通貨市場の動揺:ビットコインが8万5000ドルを下回るなど、他のリスク資産も下落しています。
- 企業の現金化:かつて「絶対に売らない」と約束していた企業でさえ、流動性(現金)を確保するために突然、資金調達(資産売却)を行っている状況が報告されています。これは、金融システム全体で流動性の不足に対する懸念が高まっていることを示唆しています。
クレム・チェインバース氏