ハリー・デント氏は、『ゼロ・アワー』や『人口動態の崖』などの著者として知られ、人口統計と経済サイクルの相関から大胆な予測を行う専門家です。今回のインタビューでの核心は、現在が「史上最大かつ最も不自然なバブル」の末期にあり、2026年に破局を迎えるという警告です。
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分析概要
1. 17年間続いた「エブリシング・バブル」の異常性
デント氏は、現在の市場を「歴史上、類を見ないバブル」であると断言しています。- 期間の異常: 通常のバブルは5年程度で崩壊しますが、今回は2008年の金融危機以降、中央銀行が過剰な通貨供給と低金利政策によって、16〜17年もの間、不自然にバブルを延命させてきたと指摘しています。
- 全資産の膨張: 株式だけでなく、不動産、暗号資産、債券など、あらゆる資産が同時に膨らむ「エブリシング・バブル」であり、その反動は過去のどの恐慌よりも大きくなると予測しています。
2. 「人口動態の崖」という不可避の構造
氏の予測の根幹にあるのが、人口統計データです。- ベビーブーマーの引退: 最も消費活動が盛んな世代(ベビーブーマー)が引退し、支出が激減する時期に入っています。この「支出の波」の終わりが、経済に深刻なデフレ圧力をもたらします。
- 世代交代の失敗: 次の世代(ミレニアル世代など)の消費力だけでは、ベビーブーマーが抜けた穴を埋めることができず、構造的な景気後退が避けられないとしています。
3. 2026年:大暴落のタイムライン
デント氏は、2026年がこの巨大なバブルが最終的に破裂する年になると見ています。- S&P 500の激震: デント氏は、S&P 500指数が壊滅的な下落を見せると予測しており、これは単なる一時的な調整ではなく、1929年の大恐慌を超える規模の「グレート・リセット」になると警告しています。
- 最後の「売り時」: 現在の市場のわずかな上昇は「死に体の上昇」に過ぎず、投資家にとって資産を安全な場所(キャッシュ)へ避難させる最後のチャンスであると説いています。
4. 暴落後の投資戦略と「アフリカの世紀」
絶望的な予測の一方で、デント氏は暴落後の大きなチャンスについても言及しています。- 底値での買い: 大暴落によって価格がリセットされた後、AI、暗号資産、そして成長性の高いアジア(インド、東南アジア)のセクターを底値で買うことが、次世代の富を築く鍵になると述べています。
- 超長期的展望: さらに遠い未来(2150年頃)には、人口爆発が予想されるアフリカが世界経済の中心(ブーム)になるという壮大な予測も展開しています。
ハリー・デント氏
Google Geminiによる画像生成